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mi1011.netそれはお金で買えません
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または私は如何にして心配するのを止めて人生を愛するようになったか
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それはお金で買えません
「親父がコキだから、家族旅行して何かを送ろう」妹が提案してきた。

親父がコキコキか。第三の春でも迎えたのか。古希って70歳のことをいうらしい。知らんかった。
俺も笑顔で、「妹よ、ありがとう。俺も随分と親父をほったからしにしてきた。早速、やろう。」
それで、親父の古希祝いで、熱海に家族旅行した。

家を出てから、親父は随分と変わった。 かつては、「欲をもたないと、生きていけないぞ。もっと欲をもて。」と、まるで自分が思うように世の中は動くのでそれに従うような「完全なる父権国家」を家族の構成員に求めた。 彼は女遊び、博打を一切やらず、仕事中にはバナナも食べない。家に帰ると、睡眠以外の時間は大半が草刈か飯を作るか、子供の教育に費やされていたものだ。そんなスーパーな親に子供はついて行けなかった。今では、妹の娘を捕まえて喜ぶ毎日だ。

ところで、買いに行く時間もない。そこで、ネットで写真データを送って、家族全員の顔を似顔絵にして、
額に入れてもらい、旅行の時にプレゼントすることにした。

旅の初日の晩、みな、宿の部屋に集合した。着いて早々あちこちに歩き回った初日で、ようやく息抜きが出来る。
そう喜びながらドアを開けた。 テーブルの上には、旅人を喜ばせる料理が所狭しと並べてあった。
その中で、その絵を披露した。主役は随分と喜んでくれた。
気がかりだったのは、お袋と妻の顔は似ているのに、肝心の親父と俺が坂東英二になっていたことだ。
もう、それは忘れよう。お祝いごとじゃないか。

翌日も、温泉やら船やらバラ園やらモネの睡蓮やら射的屋台やら金目鯛の煮付けやら五月みどりのお店やら五月みどりとすれ違ったりやら古屋旅館やら貫一お宮やら、堪能。一行の一泊二日は午後3時に現地で解散。ようやく、幕を下ろした。

3時間後、電話が鳴った。
「お父さん、絵、駅に忘れてきたみたい。」

お袋は親父の失態に上機嫌だった。
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2012/05/31(木) 01:52:05 | まとめwoネタ速neo
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