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または私は如何にして心配するのを止めて人生を愛するようになったか
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人の風景
「忙しい人なんだ!」

レジ前に5人も店員がいるのに、支払いの列が一向に消化されない、そんな無能が働く横浜駅のサンマルクで仕事を軽くすましていたら、対面におばはんが二人いて、40代後半もしくは50代前半、見かけは痩せて、子供は中学生ぐらいで、そろそろ暇も持て余し気味で、視界にいやでも入ってくるから仕事に集中してみようとしたそのとき、ラズベリー色のニットを着た片方が、もう一人の黒いタートルネックにこういったわけだ。

「忙しい人なんだ!」

突拍子ない。俺は止まった。忙しいんだ!でいいんじゃないのか。それがなんで、「忙しい人なんだ!」になるんだろうか。いわれたおばはんをみる。まんざらでもないどころじゃない、相当に嬉しさをかみ殺している。かみ殺し過ぎて、相当に嬉しそうなぐらいだ。そうか、暇そうだなといわれるよりも、忙しそうといわれると、いろいろとやらなければいけないことが多い、つまり、価値がある人だと自分を認識するんだろう。さらに、忙しい「人」といわれることで、さらにただ忙しいだけじゃなくて、忙しい「人」として成り立ってしまう。あいつは凄い、といわれるよりも、あいつは凄い男だといわれるような感じ。価値がありながらも、さらにカテゴライズされてしまう、自分。そんな感じだ。そう、そんな感じだ。いわれたおばはん、なんか、すげえ、うれしそうだなあ。その一方で、「忙しい人なんだ!」といったおばはんも、聞き上手にまわっているようで、さりげなく、我田引水したいんだろうか、何気に最後は自分んとこに全部もっていったろうかと画策しているに違いない。

「忙しい人なんだ!」

そもそも、このフレーズがもってるいやらしさといったら、半端がない。以前も書いたかもしれないが、俺は忙しい人だから、とか、俺は○○が苦手な人だからとか、なんだ、その主観を客観的にみて、距離をおいてかっこいいだろ的な、意味の分からなさは。関係ないだろ。主観は永遠に主観に過ぎない。俺は忙しい、俺は○○が苦手だ。こうでいいのに、妙な距離感を取る。いや待てよ。この場合、客観で「忙しい人なんだ!」といってる。つまり、客観に対して客観であるから、なんら間違っていないじゃないか。だったらいいやん。そうだ、これから、そうしよう。「哀しい奴だ!」とか、「情けない男だ!」とか。いや、やっぱり、本質はそこじゃない。おそらく、奴とか男じゃなくて、「人」という言葉に問題があるんだ。「(あなたは)はめをはずす人だ!」とか、「(あなたは)面白くない人だ!」とか。こうした使い方に違和感が生じるわけで。そう考えると、この「人」ってどうなんだろうな、口語的になあ。そんなことを考えてる暇があるなら、さっさと会社に戻って仕事すればいい人なんだけどな。そうはいっても食わず嫌いは、やはり良くない。実際のビジネス会話をシュミレーションしてみた。

ボス:mi1011、あのお客さんとこ、いつ頃訪問予定だ?
俺 :そうですね、来週の金曜に訪問する人です。
ボス:見積とか出せそうか?
俺 :この段階では、見積をたぶん出せる人ですね。
ボス:実際の感触はどうだ?
俺 :今なら、いい感じだなと判断する人です。
ボス:おまえ、俺のこと、馬鹿にしてないか?
俺 :いえ、こうゆう状況では絶対馬鹿にしない人です。
ボス:おまえ、絶対馬鹿にしてるだろ
俺 :馬鹿にしていない人です。
ボス:馬鹿にしてるだろ
俺 :馬鹿にしていない人です。
ボス:馬鹿にしてるだろ
俺 :馬鹿にしてる人です。
ボス:おまえ、
俺 :馬鹿にしていない人です。
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