無料ホームページ ブログ(blog)
mi1011.netふつうの風景
mi1011.net
または私は如何にして心配するのを止めて人生を愛するようになったか
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ふつうの風景
「プライベートライアン」という映画をみた。映画館でみた。冒頭の上陸シーン、その衝撃を体験したいためだけに観に来た人は多かったと思う。俺もそうだった。だから、その衝撃後は、どうもこの映画がスッカーっと抜けてしまった観があって、主題をまったく忘れてしまった(むしろ邪魔だと思うぐらい)。ただ、今、考えてみると、この映画は、「ライアン」という一人の兵士のために、班員が非常事態の状況の中で探しにいくストーリーだった。集団で動き、集団で単一で考えることを求められる中で、人間の尊厳を大切にする。そういえば、自分の前の部署はこんな感じだった。個を大切にするだけじゃない。訳の分からない状況はたくさんあった。ただ、その中に笑いはあったものだ。笑い。「プライベートライアン」で、市街戦の中、一人の兵士がその静寂の中、落ちているリンゴを拾い上げ、食ってるシーンがあった。灰色の街に赤のリンゴがやけに映えた。

「ブラックホークダウン」という映画のレビューを書いた。4年前の話だ。なぜか、今、猛烈に俺はこの映画そのものに強い共感を覚える。もう1度みたいということじゃない。あの映画でみたシーンやセリフ、とっくに脳裏から消えているはずのものが、ここ1ヶ月ほど、常に頭に響いている。ブラックホークという戦闘ヘリが市街に落ちて、ゲリラに四方八方から襲われる。冒頭、ゲリラのランチャーにやられて落ちていくブラックホーク。その様を映像で言葉を失って見つめる首脳陣。響き渡る声、「ブラックホーク、ダウン!ブラックホーク、ダウン!」そう、ブラックホークはダウンするものなんだ。あんなデカイ戦闘ヘリが落ちる。とんでもないトラブル、想像だにできない事態。来たこともない市街地に降り立つ。何が敵か、分からない。くしくも、4年前、俺はこの映画をみて、こう感じていた。

「何のために戦っているのか?よくわからない」

そう、何のために戦っているのか、わからない。しかし、とんでもないトラブルが常に目の前にあって、次から次へと状況が変わる。やられる前にやらないとやられる。だからやる。やるしかない。ただ、生き延びるためだけに。そこには赤いリンゴは落ちていない。俺は笑いすら忘れた。

ブラックホークダウンの記事

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。