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または私は如何にして心配するのを止めて人生を愛するようになったか
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ひどい話じゃないか
親友というよりも、弟のような存在か。いずれにせよ、本音をぶつけあえる奴だ。そいつが朝に電話してきた。気づいたのは昼過ぎの外出先。取りも直さず電話してみると、奴は『話がしたかった』といった。わかった、夜に電話する。
電話を切る。

夜。奴に電話する。『実は、離婚の危機です。』驚いた。夫婦仲がよかったからじゃない。奴はいつも嫁の自慢をしていたから。気遣っていたから。痴話喧嘩の類なんだろ、どうせ。『彼女が浮気してました。』辛さを押し潰した修行僧のような口調で、奴は語り始める。聴けば聴くほど、踏まれて黒く染まったその心をみる。その足跡をみつめてしまう。許すという行為ではすませない、その足跡の連綿。離婚という結論は誰もが出す。ならば俺に電話をかけてきた理由、それはなんだ。何かしらの望みを求めているのだろうか。どんな言葉を投げるか、しばらく考えた。

よりを戻しても、間違いなく奴は苦しむ。間違いなく相手は奴よりも苦しまない。罪を感じない。現実だ。現実は冷酷。いつも考える人間を苦しめる罰そのものだ。考えない人間の罰なんぞ、ないのだ。ただ、ただ、やられた人間だけがその呪縛に苦しむだけ。離婚したとしても、負った傷が癒されることはない。愚か者とは永遠に愚かなもので、苦しむ者の心を知ることはないものよ。決して知ることはないものよ。癒しは幻。そこに何を期待せよというのか。

もはや、離婚することは問題じゃない。再出発が問題なのでもない。時間を奪われた人間がその時間に苦しみ続けることが、問題なのである。ひどい話じゃないか。だから俺が奴にいえることは、ただひとつの真理。サヨナラだけが人生さ。

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