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mi1011.net 20070709
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または私は如何にして心配するのを止めて人生を・愛する・ようになったか
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リクルートの風景'2007夏
学生7名を相手に1時間喋りました。

仕事の説明は1分、会社の説明は5分で終わり。本日のメインテーマを『しゃべり場 IN 就職活動+オッサン』と勝手に設定して、就職活動・会社が望む人材・仕事・適性について、学生の方々と軽い会話をしました。

しゃべり場本来のルールは「司会者なし、結論なし」なのですが、学生諸君、萎れ気味。オッサンが司会します。それにしても、魅力ないなあ。溌剌してないなあ。同情すべき点もあります。売り手市場にもかかわらずこの時期に説明会に来ているぐらいですから、周囲は内定を受けているだろうし、自信喪失気味といいますか、だから悪循環といいますか、元気ない。感傷気味の私が突っ込んで聴いているとボロボロと悩みを打ち明けだします。

一人の女子学生が、
『何がしたいのか、わからないですけど、今はがむしゃらなんです』
嗚呼、11年前の俺みたいや。思わず、わかるすごくわかるよと頷いてしまいました。就職活動の時点で明確な目的がある人は凄い。そう思います。ただ、悩むことはいいけど、悩んでいるだけでは始まらない。失敗してどうしようと思うのも人ですが、修正して次にチャレンジすればいいんですよ。

また、ある学生は、
『営業をやりたいけど向いていないかもしれない。』
嗚呼、たしかに向いていないよ、そのオーラは。もっと自信もってほしいなあ。でも、負けが込んで喪失しているんだろうな。

一応、評価の権限がありましたが、今回は一切評価なし(×もなし)とさせて頂きました。学生諸君、大いに悩んで下さい。就職してからもっと悩むんだから。
歌舞伎はロックなのか
難波の松竹座にいます。
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『金龍』でチャーシュー麺を食べに来たのではありません。

歌舞伎マニア(妻)に誘われ、大阪松竹座新築開場十周年記念『七月大歌舞伎』夜の部2階7列4番のチケット(2等席¥8,400)を右手に、日本の伝統芸能である歌舞伎とやらを目撃しようと来た訳です。
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決して、チャーシュー麺ではありません。歌舞伎のイメージとは、髪の毛グルグル回して決め台詞ゆうてポージングして舞台には何もなくて、おっさんが『よーーーー』といかいうて能とごちゃ混ぜでしたが、そこんとこいかが変化するのでしょうか。楽しみです。

午後4時10分から始まり、1が終わって休憩30分、2が終わって休憩15分の形式でして、終わったのは午後9時。長い。

1.鳥辺山心中(一幕二場)
2.身替座禅
3.女殺油地獄(三幕)

観客の分類(おばちゃん・おっさん・ギャル・若造)率としては、70:15:10:5でしょうかね。休憩の階で舞妓さんがコメッコ食ってましたね。ギャルのお目当ては市川海老蔵の様子でしたね。俺はお土産コーナーでブラブラしてましたね。
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瀬戸内寂聴氏も観戦。この坊主頭が寂聴氏。

席に座ります(3階)。舞台全体は観れますが、花道が全く見えん。
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とりあえず、僕のようなアホで素人でも歌舞伎がわかるように、という訳でしょうか、イヤホンサービス(¥600)なるものがありまして、演目中に台詞の意味や基礎知識を邪魔しないようにやってくれるそうで、早速片耳に挿して待ちます。
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(写真:これが歌舞伎イヤホン)

1は侍と遊女が心中する話、2は家来に代わりに座禅修行してもらっている間に浮気をしたけどばれた夫婦の話、3は、あの近松門左衛門が原作で、ロクデナシが親の情けを知りながらも金目的で女を殺す話。『幕』とは舞台装置が短時間で変化して舞台設定が変わることです。

かなりの驚きがそこにはありました。

まず、想像以上に芝居です。が、ストーリーはクラシック(古典)で、ほとんどオチもなく、『俺はこれが言いたい!』なんぞ皆無。これぞ伝統芸能。話の内容も皆わかっていますし、舞台は変わるけど展開が恐ろしくスロー。上記の粗筋がすべてかもしれません。そら、じーちゃんばーちゃんが喜ぶ訳です。

では、何が重要かというと、演者なんです。台詞まわしが恐ろしくゆっくり、ためてためてためまくり。演者の気持ちよさを最重視している印象です。舞台に入れば拍手、出る時も拍手。決めのポーズ、決め台詞が入る直前に、客先から『おんどりゃああああああ』と叫び声が聞こえ、ビクっ。妻に確認したら、それは屋号を客が叫んでるらしく、例えば、市川海老蔵だったら『成田屋』なんですが、海老蔵が決めの台詞直前に、眼の肥えたおっさん客が観客席から『成田屋!!!!』と叫んで、いわゆる『合いの手』といいますか、『頑張れよ!』とか『決めろよ!』のようなエールが飛び、役者にさらに華をもたせる訳です。僕も最後までその屋号叫びに挑戦したかったですが、無理でした。

で、驚嘆すべきは、その演者の舞とバックバンド(?)との融合です。
バックバンドの三味線や太鼓に合わせて、情緒溢れる表現を完璧に計算された動きで行なう。もう、1秒も揺れない、完璧な表現力。すべてにおいてスキが全くない。さすが伝統芸能、さすがプロの頂点。脱帽です。

また、わずか1分ほどで舞台が完全に変わってしまったり、いろいろな仕掛けがなされるその舞台自体にも、驚嘆してしまいます。上記3の時は油(のような液体)が流れる仕掛けがありましたね。

終了してから気づいたのですが、例えば吉本新喜劇や新劇、いや要するに劇と呼ばれる類の原点は、遡れば歌舞伎なんじゃないかなと思いました。舞台装置が動いて場面が変わったりするのなんて『8時だよ!全員集合』じゃないですか。舞台があり、役者がいて、演技をし、意味を含んだ歌が流れ、間や空間をフルに活用し、観客を魅了する。さらには、そんな伝統芸能にもかかわらず、能のような、ただ松の絵の前でやってしまったり、関係ない黒子の人が堂々と舞台上で楽器を鳴らしたり、椅子をもってきたりする。実にアナーキーなイマジネーションです。あまりにも、『え?何か問題でもありますか?』というぐらいに普通に黒子さんがいますので、それが普通だと思えてくるのです。

いやはや、歴史があるものは、緻密かつ何気に面白いものなんですね。
歌舞伎はロックでした。関係ないか。今度は『曽根崎心中』希望。
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