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mi1011.net 20070611
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または私は如何にして心配するのを止めて人生を・愛する・ようになったか
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東京
僕は、東京が大嫌いでした。

人がウジャウジャいて、情報が跋扈し、金が生活のランク付けを自動的に行い、笑福亭鶴瓶の何が面白いかも説明しないと理解されない、地震がいつでも待っている、それでいて、人々は絶妙な距離感を保ち、でも仕事には最適で、誰が一番新しいかを競う、そんな東京が、私は大嫌いでした。

どこぞの社会主義国家のモニュメントの如く、聳え立つビル。銀座や新宿・恵比寿を歩けば、金・金・金の世の中で。あれいいよね、これいいよねとカタログの頁をめくるように展開される会話。能勢の山猿は実に気が滅入っておりました。薄っぺらのボストンバックは最初から持ち合わせてませんので。

そして東京の距離感は絶妙でした。田舎者が都会に集まった。それぞれの田舎を守るため、あるいは侵食されないため、かつ、お互いに交流するため、絶対にある一定のラインには入らない(入らせない)。刀を振っても当たらない、あの間合い。(大阪であれば、襟元掴んだ取っ組み合いで、プロレス的ですが)能勢の山猿は実に気が滅入っておりました。『TOKYO CITYは風だらけ』を歌いながら。

ところが、時がたち、東京にいながらも、自分の好きなこと、自分の好きなやり方、自分の好きな目的をもって接していると、自然と『東京の生活』が『俺の生活』に変化し、愛着が沸き、大阪でもなく東京でもなく、純粋で良好な人間関係が築き上げれた感触が芽生え、いや、そう思えるような感覚を持ち始めました。たくさんの人たちの協力や助けをもらいながら。(とはいえ、それで調子に乗って間合いを超えて刀を振ると、やっぱりビックリされますが。)

そう、たくさんの人に助けられた。ある時は共にボールを蹴り、ある時は焼肉をつつき、ある時はファミレスで妄想に耽り、ある時は仕事で助け合い、ある時は勝利に抱き合い、ある時はコンパで滑っている姿を失笑し、・・・・

僕は、東京が大嫌いでした。
今は少し好きになりました。
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