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mi1011.net 20060410
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または私は如何にして心配するのを止めて人生を・愛する・ようになったか
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ヒトラー最期の七日間〜Der Untergang〜(04年独・伊・オーストリア)
ヒトラーの最期の七日間を秘書として間近で目撃してきた女性の物語です。想像した通り、重厚でした。単刀直入にいえば、映画としてはスジがバラバラで統一感はありません。生々しくダラダラしています。

新しい国家のイメージがわからず、かといって現状を打破する手段もわからず、どうしたらいいのか分からないので酒飲むしかない多数派の部下達。冷静に分析して絶望的だから逃げるという選択肢を選ぶ少数派の部下達。鬼の如く、自分の子供達に毒薬を飲ませ、最終的に自決していくゲッペルス夫妻。

「総統はもうダメです。でも総統がいないとダメなんです。総統が死んだらもうどうでもいいんです。」

すべては総統の手の中。
「民衆なんぞ知ったことか」と開き直り、ヘロヘロ状態の総統。
ユダヤ抹殺を手段として、欧州の新しい国家のイメージが出来ていた総統。それを誰とも共有できず、目前でも実現できず、ヤケクソの総統。

タバコ1本も吸えないほどの攻撃を喰らい続け、陥落するベルリン。

この映画がどれほどリアリティがあったのか、否か。それはわかりません。ただ、稀代の独裁者ヒトラーが作り上げた第三帝国が崩れんとする空気は十分表現できているような気がします。ただただ、死と崩壊のみという空気が。

最後に秘書ご本人の短いインタビューがありますが、「男たちの大和」のラスト(鈴木京香の不思議な敬礼)とは、決定的に違います。
ひさしぶりにもう1回観たいと思わせる映画でした。

製作総指揮:クリスティーネ・ローテ
製作    : ベルント・アイヒンガー
監督    : オリヴァー・ヒルシュビーゲル
脚本    : ベルント・アイヒンガー
原作     :ヨアヒム・フェスト / トラウドゥル・ユンゲ他
撮影     :ライナー・クラウスマン
美術     :ベルント・レペル
音楽     :シュテファン・ツァハリアス
衣装     :クラウディア・ボブジン
出演     :ブルーノ・ガンツ / アレクサンドラ・マリア・ラーラ / コリンナ・ハルフォーフ / ウルリッヒ・マッテス 他
粗筋    :1945年4月、アドルフ・ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)率いるナチスドイツは連合国相手に敗色が濃厚だった。ソ連軍の爆撃を避けて地下壕の司令部にこもり、戦況を立て直そうとするヒトラーと、その無謀な作戦にもはやついていけない側近たち。そんな中、ヒトラーの秘書であるトラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)は、彼の行動の一部始終を間近で見守っていた。
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