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または私は如何にして心配するのを止めて人生を・愛する・ようになったか
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古潭
『あー、なんか腹減ったなあ。何食おうかな、そうや、古潭いこ!』

昼飯抜きで大阪に到着、飢えてます。腹が減っては戦は出来ぬ、睡眠すらも。キャリーバッグを濁音立てながら、変貌している梅田の路地を彷徨うこと数分、冒頭の思いつきです。

阪急うめだのカッパ横丁の一番隅(北側)に、その店はあります。
名は『古潭』(コタン)。『知る人ぞ知る』に非ず、
関西出身者なら、『一度は食ったことあるんじゃない?』と容易に
問いかけれるラーメン屋です。
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ここのラーメンの何が好きかと聞かれたら、実は困ります。
実はこれといって好きなものがないからです。
何が特徴かといわれても、スープは粉ぽさがありそうでさっぱりしてそうで。麺はチャンポン系で生パスタ風。チャーシューも取り立てて特徴があるわけでもなし。

何が俺の心を惹きつけるのか。
それは、何もかわっていないところです。
振り返れば、浪人・大学・社会人と齢を重ねるたび、
その存在を忘れかけた時に思い出して食う、いつも変わらない味。
いつも変わらない店。

そう、古淡にいるとノスタルジーに浸りたくなります。
『ああ、あの時もここに来たな』そんな記憶を頭の隅から
出力する前に、一気に平らげ、店を出ます。

時は無慈悲に過ぎ、己や己の環境も、店の前に広がる風景のように
様変わりしていきますが、カッパ横丁の一番隅にある、このお店だけは
何も変わらずいてほしい。

そんな存在であり続けてほしい。
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