東京駅、午後4時。
丸の内北口から出て、会社に戻っている時です。
ふと、気づくと、5m右向こうに、もの凄く短い、白いフリルのスカートを履いたギャルがイケメンと歩いてるではありませんか!!
もう短いなんてもんじゃありません。おい、もう見えるよ。頂上だよ。っ的、短さです。いや、短過ぎる。って言葉はこのためにある。と断言できる、短さです。推定ですが、尻から約50mmにスカートの端があるような、ないような。階段1段分の上昇で頂上が見える。太平洋が見えるぞ、リンドバーグ!!のような高揚感。
あまりの短さに歩くたびに見えるのではと思ったのでしょうか。はたまた、そんなこと計算済なのでしょうか、そのギャルは中国の纏足並に、いかにもかわいらしく、そのイケメンに寄り添いながら
歩いてるではありませんか。つーか、ちゃんと歩けよ。生まれたてのヤギか。
ここで『勝手に100人に聞いてみました』。
Q:このギャルみた第一声。
(男)
99人:『うわ!!!!みじか!!!!』
1人:『短ければいいってもんじゃないよ』
(女)
20人:『何、あの女。イケメン連れてかっこつけてんじゃないわよ』
15人:『ふん、全然似合ってないじゃない。いるわよねー、あーゆー奴』
10人:『若いからって調子乗ってんじゃないわよ、わたしだってね・・・』
5人 :『場所考えなさいよ、場所を!何、あれ。男も男よ。デレデレして・・・馬鹿なリーマンがみてるじゃないよ。この変態。あー、男ってやだやだ』・・・以下多数の少数意見多いと推測。
それにつけても、です。短い。ほんっと、短い。ほんま、よっぽど携帯で撮ったろかと思うぐらいです。しかし、それは皆様に想像して頂きたいと。そんな気遣いをしている俺。つーか、無断で撮ったら、間違いなく胸倉掴まれそうやね。しかしですね、しかしですね・・・・・・その短いスカートが俺に呟くのです・・・・『こっちをみろ・・・・、こっちをみろ・・・・』と。
葛藤です。おぞましき穴倉から青白い腕が伸びてきます。ええ、視姦したいっす。が、しかし。俺はもう32歳。視姦32歳。こっちをみろといわれても、みてはいけない。でもみてしまう。いや、でもみせているような気もするし、みてしまってはいけない。どうするんだ、俺。どうしよう、とりあえず、まずは、自分の置かれている立場を考えるべきだ。俺は生きている。そうだ。俺は男だ。そうだ。だからどうした。ちゅーか、短いぞ。みろ。みてしまえ。いや、みてしまっては男が廃る。しかし、据え膳食わぬは・・というではないか。ちゅーか、犯罪や。
そのギャルは後ろ姿でしたので、当然、気になるのは前、つまり顔になります。これもまた必然といえます。レコードA面聴けばB麺に換えます。麺ちがうぞ。マクドにいったらハンバーガー食います。
サイモンといえばガーファンクルです。それぐらい当然です。気になります。電車で向いに座るおっさんの鼻毛ぐらい気になります。追いかけてごく自然に通り過ぎて、通過後3mで時計を気にしながら振り向いて確認するか。いや、それは違うだろうと。ここはこれでいいじゃないか。これってなにや?冷静になれ、俺。冷静さが物を言う。人間はパニックで本質が出るものだ、俺。ぐっとこらえました。もう、『♪あーーーーあーーーーーーピーーーーーーーえるーーーーーーーー』と流れる中、選抜でPLに僅差で負けた野球部の主将が涙をぐっとこらえるかの如く、こらえました。『みんなー胸はって帰ろうぺえ』のごとく。
負けてたまるか、俺。
死んでも負けぬ、俺。
俺は勝つ!俺は勝つ!
と訳のわからんことを考えてる間に、信号が青になったので渡りました。
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